中古住宅の耐震性と雨漏り

中古住宅を購入する前にチェックすべき項目は数多くあります。中でも、建物自体の安全性や耐久性に関係する耐震性と雨漏りのチェックは欠かすことができません。これらの確認はどのように行えばよいでしょうか。

耐震性を見るには

耐震性を見るには、耐震診断をすることが一番です。ですが、費用と時間もそれなりにかかるもの。簡単に調べられる方法があります。それは建具の動きです。引き戸やドアを開閉してみましょう。スムーズに動けば大きな問題はありません。逆に引き戸やドアが勝手に動いてしまうと、それはどこかが傾いている証拠のひとつです。もちろん、これだけで耐震について判断できるわけではありません。こうした症状が見つかったら、専門家に相談しましょう。

もし、家全体が傾いていれば、それは地盤自体が傾いている可能性があります。このような場合は建物の基礎や地盤面にひびなどの症状が出ている場合があるのです。一方で、どこかの部屋だけが傾いている場合は、建物の一部が傾いていることが原因になります。水平器などはホームセンターでも安価に購入することができます。いまではスマートフォンのアプリにも傾きを測定できるものがあります。これらを活用して確認してみましょう。

雨漏りを確認するには

中古住宅では、雨漏りの有無も重要な項目です。雨漏りを確認するには、家の内部で確認する方法と、家の外部から確認する方法があります。

家の内部では、屋根裏を目視して確認しましょう。もし雨漏りがあれば、雨漏りの跡が確認できます。たとえ晴れていて何日も雨が降っていなくても、継続的に雨漏りになっていると、その水のシミを確認することができるものです。

家の外部からの確認する部分は、サイディングなどのコーキング部分や窓やサッシの取り合いの部分です。こうした場所は構造上、雨漏りが発生しやすいところになります。コーキングやシーリングなでの防水処置がしっかりしていないと雨もりが発生するのです。また、経年によるコーキングの劣化でも雨漏りになります。玄関や物置などで本来の屋根とは別に取り付けた屋根を下屋(げや)といいますが、この下屋部分も雨もりのしやすい箇所です。もし下屋に進入できる点検口があれば、ここから確認してみましょう。

まずは専門家に相談を

専門知識のない人が家の点検をすると、どうしても仕上げなどの表面的な部分ばかり見てしまいます。リフォームなどの工事業者も仕事を得たいがために営業トークを繰り広げることもあるでしょう。自分で簡易な調査をしておかしな点があれば、専門家に相談してみましょう。専門家は中立な立場でアドバイスをしてくれます。