中古物件購入時の敷地のチェックポイント( 境界・越境)

敷地の境界と一言でいっても、隣地との境界や接する道路との境界など様々です。

中古物件を購入時に確認しておきたいポイントとして、敷地の境界は大きなトラブルが潜む要素ですので、しっかりと確認しましょう。

敷地の境界で接する道路が、県道などの公道であれば特にもめることもないのでそこまで気にする必要もありません。

ですが、接する道路が個人の所有の私道となると、時にはもめてしまう可能性を秘めている場合があるので要注意です。

見た目ではっきりと境界が確認できればそれほど揉めることもありませんが、境界杭などの標がなく明確となっていないと、どこまでが自分の土地でどこからが他人の私道なのかで後々揉めてしまうこともありえます。

ですので、中古住宅を購入する際は隣地との境界の確認はとても大事です。

法務局に登記されている地積測量図を確認することで土地の面積をはっきり知ることができます。境界が明確でないときは、後々に境界位置のことで隣地と揉めてしまわないように地積測量図を確認しておきましょう。

それでも現場のどこに境界位置があるかについて隣地と揉めることがあります。

境界が不明確なのであれば、中古住宅を購入契約する前に「境界を明確にし境界標を設置する責任は売主の負担とする」と先に売主と交渉しておく必要があります。

こうすれば、後々のトラブルも回避出来るかもしれません。

境界の問題の中には、越境物などの問題もあります。越境物とは境界線をまたいで隣地とこちら側両方に存在してしまっている物の事です。

植栽などが多くある例です。植木が伸びて隣地からこちらへ越境している、またはこちらの植木が隣地へ越境してしまっている状態は大きな問題です。

隣地の植木が越境していると、そこを通る時に邪魔になったり車が木で傷ついたりとあまり歓迎されることではありません。

その点でもう一つ注意点があります。冬に越境していない植木が夏には成長して隣地へ越境してしまっていたという場合もありますので、季節や植物の成長も考えなくてはなりません。

それ以外にも、都会の住宅密集地では雨樋やアンテナが越境していたり、中には屋根の一部が空中で越境していたということもありました。

境界問題と同じく、越境しているもしくは越境する可能性のあるものに関しても中古物件の購入契約を結ぶ前に、売主と問題解決のために話し合って交渉しておく必要があります。

植木を伐採してもらい、夏に成長してまた越境しそうなときには再度伐採してもらう約束をとりつける書面などを作成できればひとまず安心です。 

屋根や雨樋などの建物の一部の越境の場合は、簡単に問題を取り除くことはできません。

ですので、そのままであったとしても、物件を使用や入居する際に隣地と問題にならないということを売主に事前に確認を取り書面に残しておくことが必要です。

更にどうしても撤去などが必要に迫られた際は、売主の負担で撤去してもらえるように書面を交わしておく必要もあります。

越境や境界の問題は、購入時に問題が無かったとしても後々トラブルに繋がる可能性を秘めていることが多々あります。

ですので、先のことまで考えて後で問題が発生した時に自分の責任になってしまわぬように問題の根を見つけ取り除いておく必要があります。